Monday, December 20, 2010

ワールドトレードセンターが完成したら

12月2日の当ブログ記事で建設が進むWTC跡地の写真を紹介したが、エリア全体の完成時の想像アニメーションが、ウォールストリートジャーナルにあった。か~な~りカッコいい。

来年2011年は10周年。建設用語で、建設中のビルのてっぺんに最後の梁を設置することを『Topping Out』と呼ぶそうなのだけど、WTCのメインビルは、2011年後半に、Topping Outすると予定されているらしい。(テナント入居は2013年から、他のビルも2015年まで完成の予定。)





ちなみに、こちらが9年前のテロ直後の様子。



そして、こちらが今月はじめの様子。


瓦礫からここまで来るのに10年かかりましたよ・・・(感慨)。

09年7月には、NY州とNJ州の財政難で、WTC再建プロジェクト自体が頓挫しかかったこともあった(去年7月のエントリーの最後のほう参照)けど、なんとかそれも乗り越えて、完成に向けて工事は進んでおります。


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米国株も、この10年は、Buy & Holdでジー・・・と持ち続けていても、リターンはほとんどなかったという結果でしたよね。[参考:『主要株価インデックスの海外比較』(MHJ 9/8/10)]

さて、2011年からは、株価上昇フェーズになるだろうか。

少なくとも市場ストラテジスト達の予想は、おしなべて強気ですね。下は2011年のS&Pインデックス株価予想各社一覧。(図表はBespokeから)



平均では、2011年はS&P500は1370に10%上昇という見込み。(ドイチェ、26%って・・・今年も相変わらず強気ですねー。笑)

高失業や住宅市場などみても、米経済のマクロ環境は、まだ安心感を持つに至っているとは筆者には到底思えないのだが、企業ミクロレベルに降りてくると、前回のエントリーで紹介したようにシェアバイバックは着々と進んでいるし、このトレンドはおそらく2011年に入っても継続するだろうし、金融緩和のポリシーは継続される見込みだから優良企業の国内外での資金繰りはこれまで以上に楽になり、「強い企業はさらに強く」の二極化はさらに進んで、そういう一部の企業の株価はファンダメンタルズ的にも底堅く推移するような、そんな感じがしなくもないですな。

でも、ウジウジ組寄りの筆者としては、マクロがメタメタなままで株価だけが25%持ち上がる(by ドイチェw)と信じるほど、楽観視はもちろんしていない。病み上がりの状態から完全に脱しているわけではないのだから、当面ボラティリティは高いままではないだろうか。

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