Wednesday, November 23, 2011

感謝祭ウィークの下げ幅、過去最悪

ブログ更新をサボりにサボって、ふと気がついてみれば、米国では明日は、Thanksgiving(感謝祭)。

本日のダウは、引け近くになって下げ幅急拡大。ここ数日、ずっと気分が悪かったのが、最後の最後で一気に吐いた、というゲロゲロな状態で引けた。ダウは236ポイント下げて前日比2.05%下落。ナスダック2.43%、S&P500は2.21%それぞれ下落。

Bespokeによると、感謝祭の休日を11月の第4週目の木曜日にすると連邦政府が正式に定めたのが1941年、それ以降感謝祭にあたる週のS&P500の下げ率でみると、今年は過去最悪だったそうである。

下は感謝祭ウィークに2%超の下げ幅を記録した年のリスト。2011年は、ぶっちぎりの4%台で、堂々トップに輝いた。


さきほど、筆者の自宅付近のGAPの横を通りすがったら、「全店最高6割引」と書かれたドでかいポスターが貼られていて、筆者も思わずフラフラと店内に引き寄せられてしまった。

6割引という広告に惹かれた老若女子が、店内でごった返していた。みんなエネルギーあるなぁ・・・。筆者はレジに並ぶ長い人の列を見ただけでウンザリして、何も買わずに出てきてしまった。

さて、今年のBlack Fridayの売り上げは、果たしてどのような結果になるであろうか。

Happy Thanksgiving!

Friday, October 21, 2011

共和党大統領予備選ディベート

共和党候補同士のTVディベート。

すでに何度も開かれて、もう何度開かれたのか、実際それすら、筆者にはもうわからない。

何度聞こうが、トピックとしては目新しい話はさほどないし、有権者もみんな飽きてきている。飽きてくるとおちょくりたくなるのが人の常。下のビデオ、笑った。



(本命は、上のおちょくり動画でへべれけになってるロムニーと言われているけどね。)

hat tip: Jeff Harding @ The Daily Capitalist

Friday, September 9, 2011

アメリカンドリームはゴールド94オンスで買える

米国の一戸建て住宅価格のメディアン値を、ゴールドの1オンスあたりの価格で割ったものが、下のグラフ。

いまなら94オンス分で一戸建て住宅が一軒買える。2001年のピーク時には601オンス必要だった。ピークから84%下落した格好。(元記事はここ)

Sunday, August 28, 2011

アートとしてのコミック

(本日のエントリーは、金融経済とはぜんぜん関係ありません。)

ツイッターのTLを眺めていて、ちょっと目を惹かれるツイートがあった。

@0__exa__0 さん(上智大学ゲーム部部長さんらしい)とおっしゃる方のツイートで、「ゲームというアート作品としての視点」を考えるとき、「海外に日本の芸術文化であるゲームが流れ出てしまった以上、芸術に関する権威や価値を知っている海外勢には根底から叶わない」という内容だった。

そのテーマで@kuromog さん(イラストレーター・漫画家の方)と意見交換させてもらったが、そのやりとりをTogetterでまとめたのが、これ。
Togetter「アートとしてのコミック」




上のやり取りで出てくるNYタイムズの記事はこちら。
Art Books Elevate Picassos of Pulp (NY Times, 8/18/11)

この記事では、アメリカのアートシーンでは、コミック関連のエキジビションが年々ポピュラーになってきており、コミックのコレクターと言えばかつては無造作に漫画本を積み上げているようなイメージだったが、近頃は、アート界のメインストリームの仲間入りをしており、Frank MillerとKlaus Jansonというアーティストの手による「バットマンとロビン」の絵がオークションで$448,125という価格が付いた話などが紹介されている。

コミック本自体の売り上げは細ってきているものの、その一方で、コミックやイラストレーションを「ファイン・アート」というカテゴリーで鑑賞するシリアスなファンからの需要はここ数年高まっていて、そうした層に作品を届けられる才能あるアーティストらが活躍するニッチな市場ができてきているという。

このNYタイムズの記事中に、その才能たち(Talents)の作品群がいくつか紹介されていた。
これらの代表作品を見て、このニッチなアートシーンに、日本人アーティストの名が入ってないことを、筆者は個人的には少々残念に感じた。

@0__exa__0さんがツイートで触れていた「エルシャダイ」というゲームのプロモビデオも初めて見てみた。普段ゲームをやらない自分には内容はよくわからないけれども、イラストレーションとしてだけみても非常にクオリティが高いと感じた。このクオリティをアートとして評価する向きが国内よりも海外筋なのだとしたら、それもやっぱり、残念なことと感じる。



前々から思っていることなのだが、日本では、こうした分野の作品はもっぱら『消費されるもの』といった扱いを受けているのではないのか。0__exa__0さんが言うように、これらを「アート作品としてAPPRECIATE(賞賛)する」といった態度が、どこか欠けているのではなかろうか。

カルチャーは消費されるべきではない、と言っているわけではない。ただ、芸術性が高く永く財産として残れる作品と、そこらへんにダダ漏れして散乱しているオタク文化の産物や「幼稚」以外に形容しようのない漫画風アイテムをいっしょくたにして消費し切ってしまうのは大変もったいない、と個人的に感じるだけだ。

上のまとめでも述べているが、数年前にNY公立図書館で開かれていた「絵本」という展示会をみて、そのときもやはり、似たような気持ちを抱いた。

そのとき感じたのは、日本のアートなのに、わたしは何故これをニューヨークのキュレーターによる企画で見ているのだろうということと、そこに展示されている芸術的な絵本の多くがNY図書館の蔵書(戦後流出したもの)なのは残念だ、ということだった。

わたしの感じ方に反論も多々あるだろうし、わたしみたいな美術に関しては門外漢の素人が何を言う、と思われるかもしれない。でも、わたしは日本人には「絵を読む」というユニークな感性があると思うし、その感性の表現としてのコミックやマンガ、アニメといった分野の幅の広さ・奥の深さは、経産省が想定しているような(商業ベースの)成功やアニメファンが集うカンファレンスばかりではなく、「ファイン・アート」という扱いで国際的にもっと知れ渡ってもいい、と思うのだ。

以下は、NY公立図書館の「絵本」展を見たときに書いたMixi日記(2007年2月5日付)から抜粋。

★   ★   ★   ★   ★

『絵本展』(2007.02.05 / Mixi日記から)

自宅から歩いていける距離に、ニューヨーク公立図書館があります。

Library1

ここの図書館の蔵書の中には、数多くの貴重な本や資料があるそうで、そうした貴重な本の展示会が、年を通じて開かれています。

展示会は、もちろん無料です。

NY公立図書館で今日まで展示中だったのが、日本の絵本。

先月いちど訪れたんですが、展示内容が実に素晴らしかったので、もういちど行って来た。

展示会のタイトルは、The Artist and the Book in Japan


Library2


わたしたち日本人でも、「絵本」と聞くと、子供向けの絵本をすぐ想像してしまうのですけれど、この展示会で展示されている本のほとんどは、子供向けの近代絵本ではない。764年から現代まで、日本芸術の流れの中に存在し続けてきた【絵本というアート】の集大成です。

それは、絵巻であったり、奈良絵本であったり、美しい挿絵をほどこした俳句集であったり・・・。まさに「息を呑む(breath-taking)」という形容がふさわしい、すばらしい本の数々でした。

Library3
(展示されていた、葛飾北斎作、富獄百景『霧中の不二』)

展示会でもらってきたパンフレットの序文の一部を紹介しますね。
This exhibition, the first of its kind, chronicles the development of ehon, or "picture books," in Japan from 764 to the present. Among the most beautiful and moving books ever created, ehon are one of the true glories of Japanese art but are little known today, even in Japan, because of their great rarity. The goal of this exhibition is to show the wonderful variety of ehon, their breathtaking exuberance, sophisticated artistry, sensuality, unparalleled originality, intellectual gravity, playful spirit, and lightness of touch.

この種の展示としては初めての試みである当展示会は、764年から現在までの、日本のピクチャー・ブック【絵本】の歴史と記録である。この世に創られた本の中でも最も美しく心を動かされる本、【絵本】。【絵本】は、真に賞賛に値する日本美術でありながら、こんにちでは、その希少さゆえに、日本においてさえも、ほとんど知られていない。【絵本】の素晴らしいまでのバライエティ、息を呑むほどの芸術としての豊かさ、洗練された芸術性、官能性、無比のオリジナリティ、知的な厳粛さ、遊びごころ、そして、手法の軽やかさ。当展示会の目的はそれらを示すことにある。

その希少さ(rarity)ゆえに、日本においてすら、よく知られていない・・・。

実際、わたしも、この展示会にあるものはどれも、いちども実際には見たことがないものばかりでした。

今回、ニューヨーク公立図書館で公開された本はすべて、同図書館が実際に所蔵する、スペンサー・コレクション(The Spencer Collection)と呼ばれる、たいへん貴重なものだそうです。

ネット検索してみたら、このコレクション、日本の大学の「日本学」の研究者のみなさんにとっては垂涎の資料だそうで、このコレクション公開に先立って、立教大学の日本学の研究者グループがプロジェクト組んで、NY公立図書館に学術調査に来ていたようです。

立教大学によると、スペンサー・コレクションとは、「日本古典籍資料、とくに日本関係の図像資料の宝庫」なのだそうです。

スペンサー・コレクションに含まれる日本の古典籍資料は、絵本含む印刷本が1500点、(手書き)写本が300点。こんなに貴重な資料が、なぜ、アメリカの図書館に膨大に所蔵されているのか・・・。

もとの日本人の持ち主が、これらの本にさほどの価値を認めなかったらしく、アメリカ人収集家に二束三文で売ったのだそうです。

スペンサー・コレクションは、ここ60年ほどの間の収集だとのことなので、戦後まもなく売られた、ということですよね。

戦後の混乱のさなかの日本では、美術品どころではなかった、ということなのか。(日本美術の多くが、戦後こうして海外に流出したよね・・・ちょっと残念です・・・。)

(中略)

実は、この展示会で、わたしのこころに最も印象深くのこったのは、神坂雪佳(かみさか せっか)という画家による絵本でした。

あちこち読んでみると、神坂雪佳は1866年に京都に生まれ、尾形光琳の流れを汲む琳派に属す正統派の日本画家でありながら、日本画に西洋の影響を強く反映させたことでも知られるモダンアートの先駆者、とあります。

恥ずかしながら、わたしは、神坂雪佳という画家のことを、この展示会で見るまで知らなかったのです。

しかし、日本的な題材を扱いながら、その斬新な色使いといい、構図といい、ひときわ異色を放つ絵本をおさめたガラスケースが展示場で目に入ったとき、おもわず足早に近寄ってしまいました。

ガラスケースの中にあった本、それは、神坂雪佳が1910年に描いた『百々世草』という本でした。

ただただ、びっくりしました。 20世紀に入る前から、日本にこんな先駆的な芸術家がいたことに。

晩年になってからの1934年、彼は、欧州を旅したそうです。 雪佳の青春時代、19世紀後半といえば、ヨーロッパの美術界は、日本美術の影響を受けてジャポニズムの嵐が吹いていた。ジャポニズムの洗礼を受けた欧州を旅しながら、雪佳は何を見、何を感じていたのでしょうか。

NY公立図書館が用意した雪佳についての説明文に、こんなことが書かれてあります。
Sekka was a genius; timelessly inventive, spontaneous, and free.
(雪佳は天才だった。時を感じさせない創造性、自然体で、そして自由。)
Timelessly inventive・・・時空を超越した創造性。

まさに天才の素分。

もっと、雪佳のことを知りたいと思って調べてみたものの、日本語ではほとんど彼についての情報や資料がネット上にないことに、驚いた。

そういえば、二束三文で売っ払った本の束の中に『百々世草』はあったのだったね・・・日本美術には知られざる奥行きがある。いつか、よく見直してみたいな。

英語サイトですが、ここに、雪佳の他の作品のデジタルイメージがあります。本をクリックすると、彼の絵のデジタルイメージを拡大できます。どれも素晴らしいです。是非ごらんあれ。

(抜粋終わり)

Monday, August 8, 2011

本命は欧州フロント(ではなかろうか・・・?)

S&Pによる米国ソブリン格下げのニュースが出てから、この週末は、米国のテレビは(予想通り)このトピックで持ちきり。

ウンザリ。

前回のエントリーの最後に「この格下げは政治的に影響をおよぼすだろう」と書いたが、(やはり予想通り)こんなことになってしまったのはお前のせいだ、いやお前が悪い、と民主と共和とで指の指し合い、米政界はフィンガーポインティングの嵐である。

民主党のケリー代議士などは、日曜朝の報道番組Meet The Pressに出演して、「This is a Tea-Party downgrade!」と、これはお茶会がもたらした格下げだと言い放った。一方の共和は共和で、(これでますますオバマを苛めるネタができたとばかりのドヤ顔で)「オバマのリーダーシップのなさが格下げの直接原因」と言い返す、というありさまである。

Finger-Pointing in Washington Follows Debt Downgrade
(WSJ, 8/7/11)

そして、直接の窓口となって格付け機関と丁々発止とやりあった財務省関係者は、トリプルA攻防戦で疲労困憊、それでも「AAA」の3文字を守りきれなかった悔しさで恨みタラタラ。S&Pのアナリストが用いた計量モデルに2兆ドルの間違いがあったとか言って彼らの分析には蓋然性がないと、そればっか繰り返し、金曜日の夜から文句言い出して今日になってもまーだ同じ文句を言っていて、これもウンザリ。

Treasury Spells Out S&P's "$2 Trillion Mistake"
(Business Insider, 8/6/11)

たしかに、世界中が注目している格付けアクションだというのに、その正念場で、相手から2兆ドルの間違いを指摘されるなんていうのは、アナリストとして最もこっぱずかしい話である。まぁ別にS&Pの肩持つわけじゃないけれどさ、それにしたって、政府関係者が、2兆ドル間違った、間違った、と喚き続ける姿も、実にガキじみていて見苦しい。

その間違いが2兆ドルだろうが3兆ドルだろうが、議論の最も本質的な部分、すなわち、「米国の財政は悪化している」という【事実】そのものは変えようがないんだからな。

これについて、元大統領候補マケインがやはり今朝のMeet The Pressで、「メッセンジャーを撃っても始まらない。(米国の財政への評価として)S&Pの見方が間違っていると本気で信じてる者がいるとでもいうのか。」とたしなめた。(撃つ相手ならオバマだ、と共和の彼は言いたいわけだが。)

“Don’t shoot the messenger,” Mr. McCain said, adding of the credit-rating firm’s assessment of the U.S. fiscal situation: “Is there anybody who believes that S&P is wrong?”

同番組に出演したグリーンスパンは、この格下げは米国の一番触れてほしくない部分に触れ("hit a nerve")、米国の自尊心を傷つけた("hit the self esteem")と言っていた。その通り。

Alan Greenspan On The Downgrade: "It Hit A Nerve"
(eWallstreeter, 8/7/11)

いわば、「これまでずっとオール5の成績表をもらい続けた子供が、ある日理科で4をもらい、逆上している」― それによく似た図が、この土曜も日曜も、延々とテレビ画面で繰り広げられたのであった。

そこに持ってきて、中国は中国で、米国の傷に塩をすり込むような態度で、「さっさと予算をバランスさせろ」だの「軍事費減らせ」だの、「米国のせいで世界経済はまっさかさま」だのと批判しまくり、あげくに中国の格付け機関まで登場して「米ドルは基軸通貨としては不適切」だのと言い放って、喧嘩売ってるわけである。

China State Paper Says US Failings Threaten Global Recovery
(CNBC, 8/7/11)

Dollar to Be 'Discarded' by World: China Rating Agency
(CNBC, 8/7/11)

China media say U.S. debt woes show military overreach
(Reuters, 8/8/11)

しかし、米国債とエージェンシー債の世界最大保有者である中国が、こういう風に米国に政治的圧力かけてくること自体はサプライズではないとしても、米国に向って軍事費減らせ、って、あんた・・・。お前が言うなでしょーが、やれやれ・・・。

★     ★     ★     ★

こうして世界経済がもろく混乱に陥りそうな時に出されてきた、米国債の格下げ。ガイトナーが「そんなことはあり得ないし、絶対にさせないし、米国はそんなリスクは取れない」と言ってた事態が起きてしまった。

これを受けて、G-7が今夜、急きょ電話会議を開き、金融市場の混乱を招かないように万全の協調体制で臨むという声明を出したりしてたわけであるが、それにしても、なんとなく不穏なのが、欧州フロントの動き。

Zerohedgeが、以下のようなグラフを掲載して、ECBがイタリアとスペインの国債を買ったって、ワークしないよ、と言っている。

Why The ECB's Monetization Is Doomed In One Simple Chart
(Zerohedge、8/7/11)



昨年の5月から、PIIGSの弱小国(ギリシャ、アイルランド、ポルトガル)の国債をECBが買ってきたものの、10年債のイールド平均は倍近くになっている。基本的に、欧州当局は、昨年の年初から続いている欧州のソブリン危機のContagion(伝播)を収束させることができないまま、今日に至っている。

そして、先週出されてきた、こんどはイタリアとスペインの国債買いますよ~、というトリシェの発表。先週はそれを受けてマーケットのセンチメントが一気に悪化、欧州の金融株は暴落した。米銀が欧州銀行との取引を控えてカウンターパーティのリスクを極力落としているようだといったウワサまでNY取引時間中に流れていた。

しかし、ユーロ圏弱小国の信用力をこれまで支えてきてたのはドイツとフランスという、AAAの国たち。裏を返せば、独と仏の信用力が弱まればユーロ圏全体の信用力は崩壊する。

この一年半を振り返れば、独仏による他国への信用補完の形態は、時を追うごとにより明示的な方向に進んでいっていて、ギリシャのみならず伊やスペインまでふくめPIIGS丸抱えで保証という格好でリスクトランスファーが起こったら、当然心配されるのは、独と仏の信用力だ。

ドイツ政府内では、たとえ救済基金を3倍に増やしてもイタリアの救済措置を実行するのは困難という味方が強まっており、€1.8Tにおよぶイタリア国債の保証に動けば、市場は今度はドイツの信用力に疑問符をつけるのではないかという懸念が出てきている、という内容の記事を、独誌Die Spiegelが伝えた、という報道が今朝あった。(筆者は元記事は読んでいない。)

そのような懸念が浮上するのも当たり前である。欧州版Brady Bondというフレーズをいろんなところで耳にするが、Brady Bondが出された当時の米国の鋼鉄のような信用力と、現在の欧州の“グループとしての”信用力を比べた場合、それこそ文字通り「格」が違う話をしてるわけであって、欧州の場合は、独と仏の信用力が揺らいだ瞬間に救済スキーム全体の基盤が崩れるわけだし。

上のZerohedgeのグラフと合わせて、フランスのCDSの過去1年の動きも見てほしい。


ここ1~2週間で145bpsあたりまで急激に上昇している。リーマンショック後の最悪期でも100bpsを越えなかったフランスのCDSが、いま、ソブリン危機勃発する直前頃のギリシャCDSのレベル近くに迫っている。非常にセンシティブなものを感じる。

クライシスが再び起こるとしたら、その引き金になる本命は、政治の混乱で揺れる米国よりも、むしろ欧州フロントなのではなかろうか・・・という気がしてくるのも無理はない。

欧州市場は数時間後に開く。