IMFは、欧州の信用不安は欧州内に留まっていると言っていたが、米国の企業クレジットスプレッドも、確実にワイドニングのトレンドに入っている。
以下は、6月8日にツイッターでつぶやいたことのまとめ―。
下のチャートは、米国の投資適格(IG=Investment Grade)クレジットのスプレッドの動きと、その50日および200日移動平均。
6月7日に、50MAラインが200MAのラインを超えた。
これが前回起こったのは、2007年夏。短期資金市場が息も絶え絶えになり、金融危機の本格化が夜明けを迎えた頃である。
MHJ筆者はテクニカルは得意ではないが、ファンダ的に考えたってここで強気にクレジットロングになれる投資家なんて、そんなにいない。
過去の経験からいって、ハイイールドは株のような動きをするので激しいワイドニングが起きても不思議はないとして、IGのクレジットに、こうして要注意のシグナルがつくと、本当に要注意である。
引き続き、このIGスプレッドのトレンドは、要モニター。
IG Credit Sell Signal
Source: Credit Trader
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