Tuesday, July 13, 2010

今日(13日)のマーケット開始前メモ

ブログ更新、サボってました、すみません。

今週から四半期決算発表本格化。先週末、Twitterで、以下のような内容を一連にブツクサつぶやいた。



  • 連休前に澱のように淀んでいた暗い雰囲気は少々払拭されたが、米国市場では、中期的には経済回復は遅々として進まず、頼りないムードは継続して残る、というのが基本的にコンセンサスになっている。6:31 AM Jul 10th via HootSuite

  • 来週は$65bilの米国債入札あり。月曜日に3年債$35 bil、火曜は10年債$21 bil、水曜は30年債 $13 bilという予定。国債プライマリーディーラーの見方としては、景気先行きにはまだ不透明さが強く残り、連銀が金利でおかしな動きをすることはないと確信、月曜は需要が旺盛だろうという見方。6:41 AM Jul 10th via HootSuite

  • ここで株市場が一時的なショートカバーだけではなくて、本格的な買いが戻り持続性のある上昇トレンドに入るとすれば、来週の米国債市場は不安定になるのではないか。逆に米国債への需要が強いままで、株も一緒に上昇するとすれば、好決算への過剰反応。マクロのファンダ的にはとりわけ好材料はない。6:48 AM Jul 10th via HootSuite

  • (ミクロベースでみると)markethackの広瀬氏も書かれていたが、米企業のバランスシートはそこそこイケル状態。四半期決算でコンセンサスをはるかに下回る悪い決算が出てくるネガティブサプライズは、今期はそんなに沢山ないような気が、私もする。6:59 AM Jul 10th via HootSuite

  • 金融機関の決算についていうと、クレジット市場のボラが欧州問題のおかげで上がったり、また国債イールドが下がったりして、それらがトップライン収益に貢献したと思うし、不良債権関連損失は今期も発生するだろうが、それも期待値の範囲に収まるだろう。そこそこの決算結果出してくる大手金融機関が多いと予想。差がつくとしたら手数料の部分かもしれない。7:06 AM Jul 10th via HootSuite


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上に書いた昨日(12日)の米国債オークションの結果はいかがだったかというと、プライマリーディーラー達の予想どおり、好調だった様子。(関連記事はこちら)一方の株市場のほうは、昨日は終日、ダルダルと冴えない動き。

さて、今日はどういう展開になるだろうか?

今朝のCNBCの記事が、現在米市場で気にされてるポイントを羅列してるんで、要旨を書き出しておこうと思う。

Futures Rise as Alcoa Trumps Portugal Cut
(7/13/10, CNBC)


  • 決算シーズン皮切りとなったアルコアの好決算を受けて、今朝のUS株式インデックスのフューチャーは上昇。欧州ソブリンの格下げがあったものの、センチメントは全体に明るく。

  • ムーディーズ、ポルトガルを2ノッチ下げてA1に。欧州株市場はほとんど反応しめさず。ギリシャでは、4月からイールドは高くなったが、6ヶ月国債$20.3億ユーロの売り出しにいちおう成功。

  • 今日発表される経済指標:午前8:30に5月貿易収支。4月は$40.3bilの赤字だったが、5月は$38.9bilとエコノミストらは予想。午後2:00は、6月の連邦経常赤字の数字。5月は$94.3bilだったが、エコノミストの6月のコンセンサスは$69.5bil.

  • 午後1:00過ぎ、10年米国債$21bilの売り出し結果。前日の3年債は成功。

  • 取引終了後はインテル、レストランのYum Brandsなど決算発表。

  • BP株:原油流出が続いているメキシコ湾で、新しいキャップ取り付けに成功。また、BPの処理コストは今後4年にわたり$10ビリオンの税金カットとFTが報道。昨日のNY市場ではBP株7.96%の大幅上昇、今朝のロンドン市場でも上昇。


どれも、今日のみに限らず、当面、自分にとっては興味が続きそうなトピックばかり。歳のせいか、最近すぐにいろんなことを忘れるので、自分への備忘録的にここに書いておく。

今日これからのNY市場の動きが、ちと、楽しみ。

【好決算への過剰反応フェーズ】が始まるだろうか。

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